竹筒温灸治療とは

 

 竹筒温灸治療とは。
竹筒温灸の写真 竹筒温灸治療とは
「竹筒温灸」を用いて、
お腹を温めることにより、
胃腸を温め、
全身の冷えを解消する
と共に、
下記で示す四つの
衰えた胃腸機能の働きを
改善することにより、
三毒(血毒、食毒、水毒)
を取り除き、
胃腸の調子を整え、
正常な腸内環境を
取り戻すことを
目的とした治療法です。



 身体の冷えには、竹筒温灸が効く。
竹筒温灸治療の写真 冷たい食事を取ると、
直接胃腸を冷やします。
胃腸は血流が多いため、
全身に冷えが広がります。
血液が冷えると血行が悪くなり、
血毒(血液が滞る事)が発生し、
さらに身体が冷えます。
逆にお腹を竹筒温灸で温めると
熱が血流により全身に広がり、
血毒を除去し身体が温まります。
お灸は電気の熱と異なり
チネオールと呼ばれる
油分を含んだ湿熱なので
皮膚を通過しやすく、
熱を身体の芯まで届けます。
また竹筒で囲まれた空間を
温めるので、お腹の広い
範囲を温めることが可能です。



 胃腸機能、第一は消化吸収です
オムデミコロッケの写真 胃腸機能の第一は
消化吸収です。
食べた物が消化吸収
出来ないと、食毒(未消化物)が
胃腸に溜まり、身体が冷えます。
お灸でお腹(特に臍の上)
を温めると、
胃での消化の働きと、
小腸での吸収の働きを
活発にして、
栄養の消化吸収を高めます。
これにより食毒を溜める
事無く、多くの栄養素を
吸収することが可能となり、
体力を回復すること
ができます。


 胃腸機能、第二は老廃物の排出です
トイレの写真 胃腸機能の第二は
老廃物の排出です。
身体に余分な水が溜まると
水毒に、便が溜まると
食毒となり、身体が冷えます。
お灸でお腹(特に臍の周り)
を温めると、
腎の働きを高め、
尿として多くの老廃物
を体外に排出し、同時に
大腸の働きも活発になり、
便をスムーズに排出します。
これにより体内に
老廃物(水毒、食毒)を
溜め無い体質になります。


 胃腸機能、第三は免疫です
風邪を引いた写真 胃腸機能の第三は免疫です。
腸には
身体全体の約70から80%の
免疫細胞が集まっています。 
お灸でお腹を温めると、
ヒストトキシンという物質が
体内に発生し、
これを除去する為に
免疫細胞の働きが高まり、
病気に対する抵抗力が付く、
風邪を引かなくなる
など
体質を改善することが
できます。


  胃腸機能、第四はホルモンの放出です
もつ煮の写真 胃腸機能の第四は
ホルモンの放出です。

お灸でお腹を温めると、
小腸の働きを高め、
セロトニンと言うホルモンを
体内に放出します。
セロトニンは
別名、幸せホルモンと言われ、
穏やかな感情になる
神経伝達物質であり、
小腸で約90%分泌され、
精神を安定させる
効果が期待できます。


 胃腸の機能が改善すると、腸内環境が整います
お腹の写真 上記四つの機能が改善すると、
胃腸の本来の働きが回復し、
上記三毒が除去される事により
腸内がきれいになり、
血液の質が良くなるので、
腸内の善玉菌が増え、
悪玉菌が減り、
腸内環境が整います。
また血の巡りが良くなるので、
身体の冷えを改善します。

竹筒温灸治療に併せて
後述の胃腸の為の生活習慣
を実践して頂けると
効果は抜群です。


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